こんにちは。元体育会系学生のブログです。
現在、強豪校の部活に入ろうか迷っているけど、どんなデメリットがあるのかわからない…。そんな人はこの記事を読んでみてください。
私は強豪校の剣道部に所属して、青春をささげてきました。そんな私が考える元体育会系学生が思う強豪部活に入ることのデメリット3選をご紹介します。
強豪校の部活に入ることのデメリット
- 様々な経験ができなくなる
- 自分で考える力が育ちづらい
- 嫌なことを我慢することに慣れてしまう
順番に解説していきます。
デメリット1 様々な経験ができなくなる
これはメリットの記事で話した「一つのことをやり遂げる力がつく」と表裏一体の関係にあると思いますが、強豪校に入ると朝から晩まで部活漬けです。もちろん授業も受けますが、それ以外の時間はほとんど練習です。
こういった状態になると、部活以外のこと、例えば勉強や恋愛といった経験をする時間はほぼ0といっても過言ではありません。私自身も、テスト期間以外は勉強時間なんて取れませんでしたし、恋愛もする暇がありませんでした。
もちろん、時間の隙間をぬってほかのことにチャレンジしている人もいますが、そういった人はほんの一握りの人です。多くの場合、時間の確保がかなり難しいというのは覚えておきましょう。
また、部活に時間を奪われると、他のことに思考を回す時間も大きく減るというのは気を付けなければならない点です。
厳しい練習を続けていると、どんなに好きな競技でも嫌になってきます。これはより高いレベルでの競争になるため、仕方のないことでもあります。
そこで問題なのが、苦しい練習の空いた時間やオフの日にほかのことを考えたり実行したりするのが嫌になってきます。サラリーマンが日曜日の夕方に次の日の仕事が頭から離れず、他のことを考えられなくなることに似ています。いわゆる、「サザエさん症候群」ですね(笑)。
せっかくのオフなんだから、今日ぐらいは勉強せずのベットでスマホをいじってだらだらしよう…というのが何日も続いてしまいます。実際に私もそうでした。
特に、中高時代は同じ様な年の子供が集まる、とても特殊で貴重な時間です。好きな人に告白もしたいでしょうし、受験勉強もしなければなりません。
そんな時期に、部活しかやらないというのはもったいないなかったのかなと、私自身、心の奥底で考えていたりします。まあ、後悔はないですが。
デメリット2 自分で考える力が育ちづらい
これは意外に思う人もいるかのしれません。
高いレベルの選手は自分で考えて練習しないと上手くならないんじゃないの?と言われそうです。もちろん個人レベルで見ると練習の中でも色々考えています。ですが、チームの単位で見ると、練習は監督が決めたメニューに従って行いますし、自分たちからの提案もたかが知れています。基本的には監督に言われたとおりに練習しているのが普通です。
これは、強豪校を維持していくためにはしょうがないことなのではないかと思います。勝ち続けるには毎年入れ替わる選手を一定以上のレベルに引き上げなければいけません。ひとりひとりに練習メニューを任せていては、時間もかかりますし、個人の能力で差がつきすぎてしまいます。毎年、同じ練習で選手のレベルの底上げを図っていくことが必ず必要になってきます。
まあ、たまに慶応高校野球部のように、選手の自主性に任せるスタイルで勝ちまくるチームも現れますが…。
このように、勝つためには監督の指示の従い、ひたすら練習に取り組みます。こうなると、メニューの枠内で工夫することはあっても、自分で何か考えるということはあまりしなくなってきます。
ルールで決められた中、上司に言われたことに全力で取り組むことは得意になりますが、自分で何か新しいことをはじめたり、起業したりといったことは苦手になります。
デメリット3 嫌なことを我慢することに慣れてしまう
これもある意味メリットの裏返しでもあります。
当たり前ですが、部活を続けていると、嫌なことの方が多くなります。毎日の練習も嫌だし、授業だってつまらない。そして何より自分のやりたいことを我慢することが多くなります。とにかく部活に時間を奪われるからですね。
もちろん、結果を出すには部活に多くの時間をささげなければいけませんし、それが全て悪いというわけではありません。しかし、自分が興味があることに触れることができず、新しいことにチャレンジできないというのも事実です。
もし、本気で部活動に取り組むのであれば、その競技に自分の3年という貴重な時間をつぎ込む覚悟があるのかを真剣に考えてみてください。そして、進むと決めたら思いっきり突っ込んでみてください。必ず道は開けてくるでしょう。
今回は元体育会系学生が思う強豪部活に入ることのデメリット3選というテーマで記事を書いてみました。
私自身、多くのデメリットがあったとも感じますが、高校時代の3年間は決して無駄だとは思いません。ぜひ、迷っている人は勇気をもって一歩踏み出してみましょう。後悔がないとは言いませんが、確実に自分の人生が良い方向に行くでしょう。
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